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【創 刊 号】 香港から売れている真珠をあなたに...副題:南洋白蝶真珠編

南洋白蝶真珠オークション

世界最大の南洋真珠シンジケート、オーストラリアのパスパレイの主催で開催されました。総数500点、145,410個、111,905匁=419kg643g。そのほとんどが、綺麗な商品です。本来、伊勢で入札が行なわれるのですが、国内景気・香港ジュエリーショーと重なるため、英断で入札が6月に香港にて行なわれました。インドネシア産とオーストラリア産とが別々で出品されます。今回、産地によってどのように違うのか?そして、長所・短所をはまちゃんの感じたまま誰でも分かるように説明させていただきます。
Paspley-Gate
ID-Check
Paspley(パスパレイ)オークション入り口でショットガンを持った警備員がIDチェックを行なっています。

オーストラリア産南洋真珠

パスパレイは、伊勢の志摩商会の浜口(私と同じ名前?)会長と共同出資で、南洋真珠の養殖を始めます。当時、オーストラリアは、南洋真珠の貝の捕獲に制限を加え、志摩商会の技術とパスパレイの現地人の有利さの利権が一致し、南洋真珠の養殖をダーウィンで始めました。オーストラリア産は、インドネシア産に比べ、サイズは、小さくても10mmから有り、16mmアップの商品も多数あり、平均は11〜12mmです。というのは、母貝も大きいのです。サイズも長所ですが、色もすばらしいホワイトの商品ができ、短所は見当たりませんが、やや巻きが大雑把で、ぼっとしている巻きの商品が、ちょっと多い事です。ゴールドは、インドネシアに比べて色が浅い(薄い)と思われます。これは一般に感じることですので、いい商品も存在します。木目(きめ)は、ちょっと荒いような感じです。
オークション会場
オークションの開催中、真珠はロットずつトレイに入れられ目方で管理されています。許可なく触ることは出来ません。バイヤーが見たい時はIDカードと引き換えに、検量の後触ることを許されます。返す時もまた、検量がきっちり行なわれます。

インドネシア産南洋真珠

今回のシンジケートで、旭光真珠(アサヒペンタックス)、東京の日宝真珠、香港のコーゲン、そして志摩商会もインドネシアでやっています。インドネシア産南洋真珠は、とにかくサイズが小さく、9〜12mmが一般的です。小さいものは、6〜8mmも存在します。メインサイズは、9〜10mmで、貝の種類が、オーストラリア産に比べふた周りくらい小さいです。色ですが、一部を除いて黄色が多く、ゴールドが売れている現在白を目指して作らず、死なないように巻いた商品を作るように心がけています。全体的に木目(きめ)細かく、小粒で綺麗な真珠が多いのが特徴です。しかし、クリーム系が多くゴールドは極端に少なくなっています。ケシ真珠のゴールドや大粒のゴールドは、ほとんどありません。
ゴールド真珠
1ロットは、かなり量のあるものから小さいロットまで、多種にわたり品質を下記のグレードのようにきっちり選別されております。写真左はゴールド真珠の大きいロットです。右の画像の道具は、真珠のサイズを測るスケールです。

オークションの参加と入札方法

参加者
南洋真珠のオークションは、誰でも参加できるわけではありません。選ばれた招待状のあるバイヤーだけを、主催者が選別しています。日本・アメリカ(主にニューヨーク)・イタリア・イギリス・香港とバイヤーを絞って開催しています。もちろん日本からは大手の真珠会社、ミキモトさん、田崎真珠さんも参加しております。
価格
ロットがNo.1〜500まであり、落札したい金額(総合計金額)を記入して、商品のすぐ後ろの封印してある箱に入れます。その場合、フロアープライス(最低落札金額)があるのと、フリープライス(最低金額なし)の商品があります。フロアープライスの書いてある商品は、その金額以下は入れられないけれどもそれ以上で、最高金額がなければ落札できます。フリープライスでは、トップになっても主催者が売りたくなければ、『引き』といって売ってくれません。
ロットは、ペアーになっておりません。バイヤーが、「ペアーが取れるか」「何%リングに使えるか」、をチェックします。サイズもミックスとワンサイズがあります。

支払いと発送

支払いは完全前払いで、現金、又は送金のみで小切手は使う事ができません。発送は、入金確認をしてからC.I.F.で送ってくれます。多少の手数料は要りますが、手際がよいです。
バロック
ネックレスは糸につないだ連や、ルースをシートに貼り付けた状態でクラスップは付いておりません。バロック(変形)や丸の綺麗なネックレスが、多数出品されます。

南洋真珠のオークションの開催

パスパレイのシンジケートの開催するオークションは、3月・6月・9月・11月の4回で、香港では3・9月と2回行なわれていましたが、今年からは6月もジュエリーショーと同時開催で行われています。このシンジケート以外に、オーストラリア産では、ロザンナ。インドネシア産では、スイスの会社の日本法人が行なうゴーレイブッシェル。神戸の国際パール。覚田真珠も7月から志摩商会と合同でオークションを行ないます。余談ですが・・・真珠屋さんは、なぜかインドネシア産を『ネシア』と言います。
発表
香港
最近では落札者の名前だけ発表され、落札金額の発表はありません。発表のアナウンスは、英語と日本語でされます。右は会場(香港コンベンションセンター)から見たチムサッチュイで、右のビルは新しいペニンシュラホテルです。

南洋真珠のグレードを英語で
形:shape 丸:round  
ニアラウンド:near-round ほとんど丸だが少し変形
セミラウンド:semi-round 上が少しだけ変形しているもの
ドロップ:drop 上が少し変形しているペンダント用が主
オーバル:oval 左右対称の薬の錠剤みたいな形
ボタン:button お饅頭みたいなつぶれた形
バロック:baroque 変形
サークル:circle 横に筋の入ったもの
トライアングル:triangle
三角
表面:face clean face 無キズ
slightly spotted  小キズ
midium spotted 中キズ
spotted or blemish 大キズ
巻き:luster AAA gem quality
AA excellent
A good/fine
B dull shinning
色:color ホワイト white,including white-pink
シルバー silver,including silver-pink,silver-blue
ゴールド gold
ローズカラー fancy,french colour
クリーム cream
イエロー yellow