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【第 7 号】 あこや真珠...真珠の核のできるまでとあこや貝解剖図

あこや真珠の核の製造工程
アメリカのミシシッピー川から摂れるドブ貝は、厚みがあり細切れにすると大きな核になります。チャイナ産のあこや真珠は、シャコ貝の核を使ったりしますが、粘りがありすぎて、穴あけをする時に針が折れて、加工しにくく下記のようなドブ貝が最適とされております。日本の淡路島が、盛んな産地で、昔ながらの貝ボタンも製造しております。

核の製造は、あこやの養殖しているところでは、何処でもやっております。真珠のあまりよくない真珠や提出珠(ハネ)も真珠層を剥いて、核だけもう一度磨き再生核として販売されます。その場合、小さな真珠より8mmアップの真珠のほうが、小さくなる分だけ高値で売り買いされます。また、剥ぎ取った真珠層は、薬や化粧品用として販売されます。

核の品質のよいものと悪いものもあります。ここで、悪いものをご紹介させて頂きます。
1.ストライプ(縞模様)のあるもの
2.ギラ(一部が光っている)のあるもの
3.一部が、欠けているもの
4.照りのないもの

このようにあこや真珠の真珠層が薄いため核にギラやストライプがあると透けて見えます。よって、悪い核は、真珠層の厚い南洋真珠用や黒で色が透けないタヒチと輸出されます。以前は、核が欠けたものを中国あこや真珠用として使われておりましたが、現在はあまり使用されておりません。

真珠核のサイズは、〜分(ブ)〜厘(リン)という単位を使い、口頭でいう場合は、2.1分(=にぶいち)、2.2分(=にぶに)と言います。現代のサイズに直すと下記のようになります。7mmの真珠を作る場合は、2.1〜2.3分の核を通常使用します。

あこや貝の解剖図

あこや貝の中は?右の図のようになっております。16倍した拡大解剖図に養殖真珠が、2個入っています。通常、パールサックという真珠の袋のようなものを人工的に作ってやり、真珠層を形成しやすくしてやります。8mm以上の真珠は、単核といって1個入れが、現在は、主流になっております。このように核を入れる状態にするには、5年かかります。

クリックで拡大できます。(ちょっと重いです。)


上部解剖図...左部分から
Stomach
Mouth
Foot
足糸 Byssus
生殖腺(生殖巣) Gonad
鰭(ひれ) Gill
外套幕(がいとうまく) Mantle
Intestine
上部解剖図...右部分から 
肝臓 Liver
養殖真珠 Cultured Pearl
真珠袋(パールサック) Pearl-sac
心臓 Heart
直腸 Rectum
収足筋 Retractor
貝柱 Adductor muscle
肛門 Anus