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これからのあこや養殖とあこや真珠の価格

あこやハーフ貝の長所 日本のあこや貝より筋力が強く短期間で巻いた真珠ができます。また、貝は日本産あこや貝より小さいがふくらみがあるので大きいサイズまで核を入れることができます。死亡率が日本産あこやに比べてぐんと少ないのが特徴です。
あこやハーフ貝の短所 日本産あこや貝から出来た真珠より黄色い真珠が多いし、巻きもいいがひとつひとつの巻きが厚すぎて日本産に比べて単色の巻きになりやすい。これは南方の樹木が日本の杉やひのきに比べ年輪の幅が広いのと同じです。気候がよいので成長は早いがベニヤ板やパルプの材料にしかならず杉やヒノキの締まりやしっかりさがありません。巻きがいいのでキズが多いです。ゆっくりあこや貝のパールサックの中で巻くのではなく早く真珠が出来てしまいます。そのためキズや片巻きが多いのが特徴です。
あこやハーフ貝真珠
の加工
とにかく加工屋泣かせで、黄色い色はとれないし、色は入りません。特に黒真珠に調色する色は入りにくいです。伊勢の真珠屋はかなりの所までいってますが今年は無調色(ホワイトナチュラル)を造っております。
ハーフ貝の養殖 そうは云っても今、純日本産のあこや貝を養殖しているところは長崎と対馬の一部だけです。このようにあこや貝の生態はこの2〜3年でかなり変わりました。日本産やハーフがいいとか悪いとか云っている場合じゃありません。養殖業者は死活問題です。毎年、伊勢も四国も海に飛び込んだり首をつったり何人かは養殖成績に耐え切れず自殺しております。おそらく後何年かですべてハーフ貝になります。
あこや真珠の
価格と相場
あこや真珠はこの10年で上がったり下がったりしました。平成元年から紀子さん雅子さんブームで上がりつづけた相場は阪神大震災で一気に下がりました。神戸の加工業者が壊滅状態になりだれも真珠の材料を買わなくなりました。その年に伊勢の真珠屋はかなりのいい真珠を買いました。次の年消費税が3から5%ととなりかなり売れました。しかし平成不況下でも、次の年の真珠の浜揚げの成績は悪くというだけで材料の価格は毎年上昇しました。そしていい真珠が少ないので悪い真珠でも高い価格になりました。それが今年(2000年)に初めて浜揚げの価格が下がりました。それは大手真珠業者の倒産です。しかし今でも材料高の製品安です。楽天オークションでも伊勢の真珠屋は、原価よりかなり下の価格で販売しております。このような状態が続けばうちも危なくなってきます。
いい品質のあこや真珠 伊勢の真珠屋はかなりの量のネックレスやリング、イヤリングになるいい材料を相場が上がろうと下がろうとすべての真珠のいいものを保管しております。しかし、ひとロットの量が多いので品質やサイズは上から下まであります。加工業者や養殖業者なら皆同じです。
あこや真珠の価格 このように厳しい状況下で卸、輸出、小売としてインターネットで経費をかけず価格破壊に向かっていきます。いい真珠やいいネックレスは安くはありません。卸だから安いとか加工屋だから安いとかもう今の流通には通用いしないと思います。

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